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歩き愛で推理でなりきリサーチ(4)

Feel℃ Walk よもやま話(10)

· おっちゃん「みつかる」記録帳

みんなこんにちは。おっちゃんだよ。今日も一緒に、家の近くをぶらついてみよう。遠くに行かなくても、すごいこと見つけなくても、面白探しはいつでも、どこでもできる。今日も #Feel度Walk で #歩き愛で推理 の旅に出発だ!

この間はちょっとどんよりした空だったが、今日はいい天気。買い物の帰り道はしばらく材木座海岸経由にすることにした。

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随分、砂浜が広く感じる。ちょうど引き潮の時間帯のようだ。やはりここにも黒い物体がある。この間の場所とはちょっと離れている。

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さっそく #みつめルーペ

いろいろな形の「黒いモノ」が落ちているが、前回拾ったところと場所自体を #くらべルーペ してみる。写真を見てもぬれているのがわかるように、今回は波打ち際だ。今は引き潮なので水がなく、波も来ないが、やがて時間が来れば水没するだろう。

「こんにちは」

いつものように何かに呼びとめられたぞ。おお、見覚えがある。アスファルトくんではないか

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アスファルトの破片は海から打ち上げられるということか。

「僕もですよ」

これは「9番」くん。いや、今日から君を「こげ灰色モチくん」と呼ばせてもらおう。丸みを帯びた形は、前に出「遇」った君の仲間と #くらべルーペ すると一目瞭然。波にもまれて丸くなったと推理される。

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ということは…… 

こげ灰色モチくんの破片は、まず砂浜に放置され、それが波にさらわれ、沿岸の海中・海底で磨耗して丸くなり再び打ち上げられたという推理が頭に浮かぶ。

ちょっと寄り道したが、再び、今回の場所の黒い物体についてさらに確かめるために、手当たり次第にサンプルを集め、家に戻って #いじルーペ と #くらべルーペ で調べることにした。

さっそく白い紙の上に適当にならべた。

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さて、まず見た目で並べかえてみよう。

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右上端は明らかに「海藻」、左下端も明らかにプラスチック製品。それ以外はまだなんだかはっきりしない。

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そこで、再び、#いじルーペ と #くらべルーペ で並べかえてみよう。

色・形・触りごこち でわけてみたらこんな風に並んだ。

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どうしてこの並びになったかを書きこんで分類知図にする。

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前回集めた黒い物体の特徴と #つなげルーペ してみると、前回は、角張った破片ばかりで、流されて、運ばれて、磨耗した感じではなかったのに対し、今回は、カタチにバラエティーがあり、流水・波の中でずいぶんもまれて丸くなったなあというやつが多く含まれた。 

面白いのは、表面の筋目模様から同じ材質と思われるのに、ボリュームを保ったまま丸みを帯びつつ削られたモノと、角を保ち、長方形の薄い板のようになっているモノとの違いがあることだ。 

さらに、紙に色鉛筆のように真っ黒い線を書くことができるモノがあったので「◯」をつけてみた。

黒い線を書けるモノは、表面がざらついていたり、とがっていたりするモノと推理される。もともと黒い物質で、その色なのか、それとも燃えかすで、炭になったのか。

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薄ひらぺったいのは木材の断片のように見える。しかし、それ以外の大部分の黒い物体は、前回みつかった、建築工事・道路工事で用いられる資材の破片や家電製品・海で使われる装置に用いられるプラスチックの破片が、海でもまれて変形して打ち上げられたものなのかという推理生まれる。

推理が生まれると、ものの見え方が瞬間的に変わってしまう。だから、別の日、同じ海岸を、同じように歩いているのに、これまでみつからなかったモノがみつかる。

ここに漂着して放置されたブイがあったんだ。

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 表面をよく見ると、砂浜でみつかった黒いプラスチックと同じ材質だと思われる。

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さらに、高波・暴風雨で破壊されたと思われるアスファルト路面があった。

こうしたモノたちが海に漂い、砂浜に打ち上げられる「黒い物体」の元なのか……

砂浜に集まるモノから見えてくるのは、海から漂流するとは言っても、南洋からはるばるヤシの実が流れてくるというような遠くからのモノというより、身近な地域のモノが流れ込み、沿岸でゆらめいては打ち上げられるのを繰り返しているということなのかもしれない。

いろいろ見えてくることもあり、新たに生まれるナゾあり。どうせいつもの通り道。材木座海岸での黒い物体調査を気張らずゆるゆる #つづけルール でゆこう。